あの時の絆を思い出そう!
令和6年4月
会長 佐野 治人
能登半島地震で幕を開けた令和6年。3月に入っても体感する地震が頻発しており、あの大震災を経験した私たちにとっても、他人ごとではありません。あの時、初めて計画停電という体験をし、わずかな明かりを囲んで、家族が身を寄せ合いました。テレビでは、ACジャパン(旧公共広告機構)が、「一人ではない」ということを、しきりに訴えていました。私たちは、あの時「絆」の大切さを心に刻んだはずですが、近年のパンデミックは、他者への気遣いを重んじるあまり、いわゆる“三密”を保って「せっかく近づいた関係が、離れてしまった!」という声もありました。しかし新しい絆づくりの可能性も生まれました。SNSを利用した絆づくりが、できるようになった事です。不登校の児童がオンライン授業には参加できたり、IT機器を苦手にしていた高齢者が、遠く離れて暮らす孫たちとビデオ通話するなど、新たな可能性が生まれたのです。
いわゆるSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)は、今や社会生活に不可欠なインフラとなっており、防災対策にも活用されています。緊急地震速報や、Jアラート。学校と不在がちな保護者との連絡にも活用されています。災害が発生した時には、迅速な安否確認や正確な情報伝達など、被害の軽減に重要な役割を果たすと思われます。そんな中、能登半島の復興支援を邪魔する事態が発生しました。たくさんのアクセスを集めると課金される商用ネットワークサービスを利用して、世界中が注目する能登半島の被害に便乗して、数千万件ともいわれる悪質な救助要請の書込みが多発しました。しかもその95%以上が海外からのもので、本当の情報は数件しかなかったそうです。過去にも被災時に「動物園の猛獣が逃げ出した」などの書き込みもありました。誤情報がなければ、救えた命があったかもしれません。SNSなしでは世の中を語れなくなってしまった以上、私たちは、ネットワークを正しく使うための知識を持たなければなりません。
操作が簡単で、日常的に利用できるようなシステムでないと、いざというときに機能するネットワークとは言えません。しかも外部の偽情報などをブロックできるセキュリティ対策も必要です。首都圏を襲う大地震がいつ発生してもおかしくない今、本年度は今一度防災計画を見直して、信頼できる地域ネットワークシステム導入の検討を開始し、町会未加入の世帯や事業者などにも働きかけていきます。また町会員の皆さんには、気軽に参加できるようなICT講習会や、防災の講演会などをもっと多く実施していきます。皆様のご協力なしでは、私たちの絆を広げていくことはできません。一緒に強固な地域づくりをしていきましょう。
以前の意識を取り戻し、さらに積み上げる!
令和5年4月
会長 佐野 治人
令和5年の春を迎え、新型コロナウィルスの長いトンネルにも出口の明るさが見えてきました。この間私たちは多くのものを失ってきましたが、在宅時間が多くなって、家族の会話が増えた人、家の周りで新たな発見があったという人、オンライン通話やワクチン接種の申し込みでスマートフォンを使いだした人もいました。勿論その反対の人もいると思いますが、得たものは、これからの生活に生かしていこうではありませんか。豊小学校、中原中学校でも卒業式や入学式がほぼ以前のように執り行われるようになりました。皆さんとのマスク越しのご挨拶も、素顔でできる日も近いことでしょう。 もう一つ、忘れてはいけないものがあります。あまりマスコミなどでは取り上げられませんが、コロナ以前の経験がある大人達は、失うものも多くありましが、その概念がない子供達にとっては、新たな生活が始まるのだということです。今年の小学校卒業生の夏祭りの思い出は、まだ低学年だったころのものでしかありません。中学校や、高校を卒業した子供たちは、すべての学校生活をコロナの影響下ですごしました。また、報道や風評被害などで、必要以上の警戒心を持ってしまった高齢者は、人との交流を絶たれて絆を失い、心を閉ざしかけています。私たちはそうした人たちの目線にあわせた活動をしていかなくてはなりません。 本年度の町会役員の皆さんが引き継ぐのは、中断の続いた町会活動ではなく、それ以前の活動でなければなりません。同じでなくてかまいません。簡単ではありませんが、新しい地域を作るつもりで、レンガを一つ一つ積み上げていくような活動を心がけ、皆さんで再出発しましょう。
止めてはならない地域活動!
令和4年4月
会長 佐野 治人
東日本大震災の翌年から会長職を引き継ぎ、「共助のための絆づくり」に邁進して10年が経過しましたが、まだまだ道半ばで反省することばかりです。そんな中、直近の2年間はコロナ騒ぎでまともな活動もできずにいました。しかし犯罪やや災害に対する備えは怠るわけにはいきません。コロナありきで地域活動を再開しなければなりません。そのために、組織もリハビリが必要です。町会をあらたな気持ちで作り直す覚悟をもって新年度を迎えましょう。
新型コロナウィルスは、世の中に様々な災厄をまき散らしましたが、同時に大きなチャンスももたらしてくれました。非接触が求められる中でSNSの活用が進み、多くの人々が自宅に居ながら仕事や会議をしたり、授業をオンラインで行うと、不登校の子供達も参加できるようになりました。また一方通行だった新聞テレビの偏った情報に操られることなく、自らSNSを活用して戦場の様子を知ることもできます。家庭で過ごす時間が増えることで生活を見直すきっかけも作ってくれました。ふるさと協議会でも積極的に地域のネットワーク作りを推進し、新しい集会のあり方を検討していく必要があります。そのためには若い力が必要です。まさに社会全体が大きな変革の時を迎えている時に、すべての世代で新時代に向けたコミュニティを創造していきましょう。
再起動の年!
令和3年4月
会長 佐野 治人
パンデミックに振り回された1年は、私たちの生活を大きく変えました。特に企業などでは、テレワークやオンライン会議など通勤機会を減少させ、働き方そのものを根本から変えざるを得ませんでした。私たちの地域においても、学生たちは登校することができず、オンライン授業を強いられたり、学校行事のほとんどが中止になったりと、集団生活の多くの時間を失いました。町会でも表立った活動は何もできませんでしたが、社会福祉協議会、地域の分担金、日本赤十字社等への拠出金は通常通り発生するのに加え、消防団移転に伴う会館の補修費など出費はなかなか減りませんでした。 しかしこのようなマイナス要素ばかりと思われる状況で、プラスの要素もありました。SNSの活用が思った以上に生活の向上に役立つことが確認できました。みんなが家庭と向き合う時間が増えて、家の周辺を再確認することもできました。 思い出してください。同じような情景が10年前にもありました。東日本大震災の後、インフラの復旧工事や計画停電など、自宅待機の時間が増えて共助や絆づくりの重要性を痛感したものでした。私たちは学習したのです。だからこそ現在のパンデミックの最中に、10年前のような災害が起こったとしても、自分たちの暮らす街を守り抜いていくため活動のすべてを再起動してスクラムを組み直し、新たな地域造りに取り掛かりましょう。
未曽有の危機にも負けない地域!
令和2年4月
会長 佐野 治人
令和元年度は、過去最大級の台風に2度も見舞われたり、新型コロナウィルスのパンデミックに世界中が悲鳴を上げているさなかに、令和初の定期総会を迎えたりと、大波に弄ばれる1年となりました。しかし私たちの町会はこれくらいの試練ではめげません。 私自身5期目となる令和2年度は、事務局の大幅な改善をしてまいります。先ずは地域の青少年対策を強化するために、既設の青少年対策室を青少年部に改め、ここ数年で会員が激減した子ども会を発展的に解消して、同部の主導により小中高の青少年を対象にした組織、「Yutaka East Youth club」通称「イェイ!(YeY!)」を立ち上げます。事実上子ども会に丸投げだった地域の子供達への対応を改め、町会が本腰を入れて取り組みます。また生活に潤いをもたらすために、様々なサークル活動を積極的にサポートしていきます。 防災面では昨年の台風の際に民間施設としては市内で唯一、豊町ふるさと会館が市の自主避難所に指定され、避難者を受け入れたこともあり、防災強化策として防災のエキスパートと継続的な連携を取りながら、中身の濃い防災対策事業を推し進めていきます。また、町内の他所に新拠点を設け、設備が刷新される柏市消防団第2方面第8分団との連携も一層強化してまいります。 まさに未曽有の嵐が吹き荒れるご時世ではありますが、自分たちの街は自分たちの手で守り、造り上げていきましょう。
令和元年。新たな時代に第一歩を標す!
平成31年4月
会長 佐野 治人
時代は平成から令和に移行し、来年には2度目の東京オリンピック、さらにこれも2度目となる大阪万博開催へと続いていきます。当町会でもこれまでの活動から学んだことを軸に、新たな時代にふさわしい地縁活動へと歩を進めてまいります。 一般的に人生のステップは、生まれてから成人し巣立つまでが最初のステップ。社会人として仕事や子育てを通じて世間に大きく羽ばたくのが次のステップ。後輩にバトンを渡した後は余生を楽しむと言うのが最後のステップ、と思いがちでした。しかし今!余生のなんと長いことか。まだまだ体力も気力もあるのに余生といって良い訳がありません。いわば第2の人生がそこにはあるのです。リタイヤ後に老け込んだり家庭内の不和が起こったりという話題は良く耳にします。どうやらその原因の多くは男性にあるようです。大方の見方としては、それまで自分の居場所が職場にあったため、退職後に新たな居場所を見つけられずにいる人が多いというのです。人それぞれの人生ですが、その居場所の一つに自分の暮らす地域を加えてみてはいかがですか? 時代の変わり目を迎える今こそ、「地域で育てられて巣立ち」、「社会人として活躍した後は」、「地域に戻って後進をサポートしながら余生を楽しむ」という輝きのある人生を享受するために、第一歩を踏み出してみようではありませんか?
平成30年度 平成最後の年度に有終の美を!
平成30年4月
会長 佐野 治人
会長に就任して以来、早くも3期6年が経過しました。この間、成功例や失敗例など多々ありましたが、町会活動に参加する若い世代が増えてきたことは将来に向けて明るい兆しだと思います。また、当町会では今まで取り組んでこなかった活動として「創立20周年記念事業」に伴う町会史編纂作業を通じて、広く文化活動をスタートさせたことも意義深いものでした。本年度からは機関紙「東風」の発行を手掛ける事務局広報部と合体し、購読者が増えてきた連載記事「水戸街道物語」をもっと充実したものにしてくれると、期待しています。 本年度の新たな活動として「日曜大工CLUB」が発足します。このサークルは、いざという時に家庭用の電動工具などが使えるようになるために、楽しく練習して災害時にそなえるのが目的です。町内の職人さんが指導してくれるので初心者の方も安心して参加してください。また、年々来場者が増えている夏祭りのスタッフとして高校生や中学生も、企画の段階から実行委委員として参加してもらう予定です。若い発想で盛り上げてくれることを期待しています。ほかにも買い物やゴミ出しにも難儀をしている地域の方々の支援活動なども計画しています。あれもこれもと欲張りな年になりそうですが、どれもみんなで楽しく少しずつ進めていきたいものです。 天皇陛下の生前退位が決まり、本年度は実質的に平成最後の活動となります。新たな時代を迎える準備の年と位置づけ、皆さんで町会活動を盛り上げていきましょう。
平成29年度 町会創立20周年に寄せて
平成29年4月
会長 佐野 治人
豊町東町会の創立20周年おめでとうございます。この日を迎えるにあたり、ここまで町会を築いてこられた皆様に深く感謝を申し上げますとともに、襟を正してこれからの町会運営に向き合うことを改めて心に刻んでまいります。 さて当町会の前身、昭和21年に創立した豊町町会の会員数が2,008世帯となり、運営管理の問題から分割の必要に迫られました。そこで平成10年にJRの線路を挟んで西側459世帯が豊町西町会として分離独立し、残った1549世帯が豊町東町会と改称しました。以来20年にわたり活動してまいりましたが、世帯の増加はさらに進み東町会だけで再び2,000世帯に近づく規模となりました。今井前会長のもと大所帯の組織に対応するため役員構成や区割りの大幅な見直しを実施し、現在の体制を築いてきました。このたび初めて周年を祝う機会を得ましたが、単なる20周年ではなくその前の61年を加えた71年間の歩みを記録に残し、後世に伝えて行くきっかけとしたいと思います。 昨年度末に消防団の協力でふるさと会館の2階を畳からカーペットに改修しました。平成29年度はふるさと会館同様、気持ちも新たに活動の照準を各区の活性化にさだめ、そのサポートのため事務局を更に強化し、より多くの皆さんが地域に目を向けて楽しく活動ができるように努力して行くことをお誓い申し上げ、祝賀のあいさつとさせていただきます。
事務局に青少年対策室を開設!
平成28年4月
会長 佐野 治人
昭和21年に発足した豊町町会が世帯数の増加に伴い、平成10年に東西に分割。以来当豊町東町会の総会は19回を数えるに至りました。旧町会の歴史を引き継いではいますが、組織の体制づくりはまだ道半ばです。本年度は町会の基盤をさらに強化して、20周年の節目を迎える来期に繋げていきたいと思います。
町会の基盤はその地域性を基に考えなければなりません。私たちの町内には豊小学校があり、その生徒の約7割は町内の子供たちです。卒業生はほとんど中原中学校に進学するため、中原中の約8割が豊小卒業生です。私たちの町会の特徴は単に世帯数の多さだけではなく、地域の小中学校との関係の深さが際立っていることだといえます。地域防災対策や高齢者福祉の問題などと同様に、地域の子供たちへの取り組みも私たちの重要な課題なのです。これまでもPTAや子供会などを通じて小学校との連携は取ってきましたが、中原中学校は町外にあるため、十分な対応ができていませんでした。そこで本年度から事務局内に新しく部署を設け、小・中学校との連携を強化していきます。
また、消防団の協力でAEDの操作訓練など救急救命の講習会を昨年度から開いていますが、今年はさらに回数を増やして少しでも多くの皆さんに受講してもらえるよう、防災訓練も強化していく予定です。事務局も一丸となって裏方を務めます。皆さんも自分たちの暮らす町は、自分たちの手で作り上げていく気持ちで助け合って行きましょう。
婦人部は事務局の中で再スタート!
平成27年4月
会長 佐野 治人
今年度も、新たな取り組みがスタートします。初めて班長さんが協議に参加するこの度の定期総会もその一つです。実現までの準備にご協力いただいた皆様に感謝申し上げます。また、ふるさと会館の清掃や町会の世話役として多大な貢献をしていただいている婦人部ですが、これまでは孤立した活動になりがちでした。そこで他部門との連携のとれる集団を目指して再始動します。こうした地域活動の最前線にいらっしゃるみなさんが、互いにうまく連携が取れるよう、町会全体で盛り上げていきたいものです。
当町会は積極的にコミュニティーの絆を深める活動を行っていますが、特に夏祭りや餅つき大会など豊小学校のご協力をいただくことも多く、先生方やPTAの役員さんなどを通じて当町会の活動に関心を持っていただいている町会や、地域のサークルなどがあるようです。防災訓練などについては参加を希望される町会もあります。規模が大きい町会は自分たちだけではなく、町外地域へ及ぼす影響も少なくないため、周辺の期待も担ってゆく自覚を持たなければなりません。町内一丸となってより良い地域づくりに、取り組んでまいりたいと思います。そのためにもより多くの皆様のご協力をお願い申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。
定期総会は班長さんも参加して盛大に!
平成26年4月
会長 佐野 治人
前今井会長からバトンを受けて以来、早くも2年が過ぎました。夢中で町会運営に奔走してまいりましたが、あれもこれも気がかりで、反省点ばかりが思い起こされます。一方、役員会のあり方の見直しや、防災費を新設し、地域防災の強化を図るなど、新たに取り組んできたこともありました。そして任期を終えるに当たり、チャレンジの最後として、今日の定期総会を迎えることとなりましたことは、大きな喜びとなりました。これまでは会場の制約で、一部の役員だけで開催してまいりました。班長さんの参加のみならず、ご来賓の臨席も賜っての総会開催には、豊小学校のご協力が不可欠でした。入学式や先生方の移動などで多忙な中、本当にありがとうございました。この場をお借りして御礼申し上げます。
昨今、市内でも通り魔殺人や、ゴミ集積所の放火・空き巣被害等、不穏な事件が多発しております。防犯・防災には個々の努力は勿論のこと、地域全体での共助体制の早急な強化が求められております。今後も結束の固い地域づくりに、町内一丸となって取り組んでまいりましょう。皆様のご協力をお願い申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。
事務局強化の年!
平成25年4月
会長 佐野 治人
2013年は厳しい冷え込みや、観測史上最大の積雪を記録するなど厳しい自然の洗礼を受けてスタートしました。そんな中でも日本経済は、久々に政権交代直後から明るいムードも漂いだし、異例の速さで咲き誇る春の花に後押しされているようにも見受けられます。しかし手放しで喜ぶ気になれないのは、暮らしの向上に実感が伴わないだけでなく、日本をとりまく国際情勢が不穏な空気を漂わせているからかもしれません。こんなときほど、みながそれぞれの立場で足元を固めておかなければなりません。
さて、私が会長を拝命して早1年。各区、各団体の責任者やふるさと協議会委員などで構成する運営委員会を軸に、町会の体制強化を模索してまいりました。そのなかから本日は通常の議題のほかに、幾つかのご提案をさせていただきます。いずれも明日やらなければならない問題ではありませんが、必ず起こる事態に備えてすぐに着手すべきものばかりです。実りある会合となりますようよろしくご協議ください。
町会執行部も地域の声に応えていけるよう、事務局を強化してまいります。今後とも皆様のご協力をお願い申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。
平成24年度 新任のご挨拶
平成24年4月
会長 佐野 治人
この度、若輩者の私が僭越ながら豊町東町会の会長に就任させていただくことになりました。定期総会によせて就任のご挨拶とともに、所信を簡単に述べさせていただきます。
私は豊四季に暮らして今年で10年になります。3年目に当番ということで当時の6区長を拝命し、5年目には執行役員も兼務することになり、ついには会長を務めることになってしまいました。まったく予測不能の事態にいささか戸惑っておりますが、お引き受けする以上、精一杯務めさせていただく所存でおりますので、皆様のご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
前任の今井会長が14年前に就任されたとき、町会の会員は750世帯ほどだったそうです。今では1800世帯を超えるまでの町会に育ててこられました。そのような大町会の会長就任のお話を頂いたのは2年ほどまえになります。諸先輩を差し置いてまで就任する気にはなれなかったのですが、昨年の大震災直後の被災地の様子をテレビ報道等で見聞し、考え方が変わりました。
被災地の状況について先頭に立ってインタビューを受けるのは、地元のご高齢の自治会長でした。行政も機能しない状況下ではまさに地域のコミュニティーが頼みの綱だったのです。町会を老人と子供だけの組織にしてはいけないと思いました。「豊町東町会に現役の若い世代をより多く取り込んでいくためには、執行部が若返らなければ!」。これが私の会長就任の理由です。若さは時として暴走を招くものですが、同時にその若者の暴走パワーは次の時代を開いてゆくものでもあります。私たちの街は、「後輩を穏やかに指導していける先輩と、先輩の言葉に素直に耳を傾ける後輩」が楽しく暮らす街にしたいと思います。そのために尽力することが会長に就任する意義であると心に刻んで、皆様の町会をお預かりする決心をいたしました。資質に欠けるところばかりの私ですが、何卒よろしくお願い申し上げ、新任のごあいさつとさせて頂きます。