【筑波宇宙センター】
7/7(水)朝。梅雨の真っただ中の悪天候にもかかわらず、各町会から34名の皆さんの参加を得て、本年度の研修旅行が実施されました。柏市の福祉バスは競争率が高く、各地域のふる協の研修旅行は、公平に1年ごとに一泊と日帰りを繰り返しています。今年は日帰り研修の年にあたり、近場の茨城県つくば市の「筑波宇宙センター」の見学を研修先に選びました。
研修後に筑波山への登頂も企画していましたが、悪天候が予想されるため中止とし、昼食と移動に余裕を持たせることとなり、のんびりとした道中となりました。
今年の日本は2つの大きな宇宙の話題で盛り上がったこともあり、今回の研修地は「筑波宇宙センター」です。JAXA(ジャクサ)の呼称でおなじみの宇宙航空研究開発機構の重要拠点で、様々な研究開発のほか、宇宙区間での作業訓練などが行われています。
同センターでは見学ツアーがプログラムされており、開始までの待ち時間を様々な展示物を見学したり、売店での買い物に費やしました。
ツアーはガイドさんの誘導で始まりました。最初はJAXAの概要や、このセンターの役割などをスライドを通して説明していただきました。2003年10月、宇宙科学研究所(ISAS)、航空宇宙技術研究所(NAL)、宇宙開発事業団(NASDA)が1つになり、宇宙航空分野の基礎研究から開発・利用に至るまで一貫して行うことのできる独立行政法人 宇宙航空研究開発機構(JAXA)が設立されたそうです。
施設の敷地は約53万平方メートルと広大で、建物間の移動はバスを利用します。ツアー中は見学のみで施設内のトイレや階段を利用することができないそうで、厳重なセキュリティ体制が敷かれています。
【施設の見学】
国際宇宙ステーション(ISS)は、米国・ロシア・欧州・カナダなど世界15ヶ国が参加する国際協力プロジェクトです。日本はその一部となる「きぼう」日本実験棟を開発し参加しています。現在建設作業の最終段階に入っています。
女性宇宙飛行士の山崎直子さんが参加したミッションは、このステーションの建設資材の運搬が主な任務でした。その訓練のため、ここ筑波宇宙センターの訓練施設も利用されているそうです。
もう一人話題の宇宙飛行士野口聡一さんは、このISSに長期滞在をして、様々な実験をしていました。実際に訓練に使用されている様々な設備に、みなさん見入っていました。
宇宙飛行士は一般からも採用しているとのことですが、このような実物と同じ船室内で5,6人で1週間ほど暮らさなくてはならないそうです。専門知識はもちろんですが、一番大事なのは協調性だそうです。
6月13日に帰還した小惑星探査機「はやぶさ」関連の施設は、残念ながら見ることはできませんでしたが、8月にカプセル関連の展示などがあるそうです。
【和やかな昼食風景】
筑波山に登る予定だったので、筑波山の大鳥居の目の前にある「グランドホテル」に昼食の予約をしてありました。悪天候のため頂上の眺めはあきらめて、皆さん宴会場にまっしぐら!
予定が変更になったものの、無事に研修を終えたので乾杯の声は軽やかでした。
予定が空いた分ゆっくりと食事後の休息も取れました。
こうして今年の研修旅行は無事終了しました。幹事の皆さんお疲れさまでした。(完)