防犯診断!(実施日:2015/09/12)

専門家の目で見る防犯診断

 この日地元町会の有志をはじめ他町会からも緑ヶ丘町会の防災センターに集合し、富里支部として最初の防犯診断を受けました。はじめに警察の方の講和と、地域における防犯対策について質疑が活発に行われました。緑ヶ丘町会の皆さんの熱意が伝わります。


町を清潔に保つことが防犯の第一歩!

 いよいよパトロールを兼ねて町内の診断を開始します。同時に防犯活動を啓蒙するアナウンスを流しながらパトカーも地域をまわります。緑ヶ丘町会の最初の診断は、清潔な街並みであるということです。整然とした路上は外部の通行人が通ると目立つため、犯罪抑止効果がとても高いということです。


見落としがちなこと!

 しかし、中には危険な個所もあります。窓枠でガードされているからと安心して、風呂場やトイレの換気のため窓を開けたまま出かけてはいけません。その様子を下見した空き巣狙は後日、いとも簡単に窓の外枠ごと外して侵入してくるそうです。また、門扉の中という安心から玄関わきに止めた自転車のカギをかけずにいると、これもまた下見した空き巣狙いは自転車盗を目的にするだけでなく、逃走用に利用するためにマークされてしまうこともあるそうです。


空き巣は身を隠しやすい場所を狙う!

 角地や突き当りなど家の立地によっても危険度に差が出ます。また通りからの目隠しにと生垣や塀を設けている家は多く見受けられますが、特に生垣は背を高くしすぎると空き巣狙いにとって身を隠す格好の場所となります。自分の家だけでなく隣接する家のためにも適度な高さに手入れをすることが重要です。プライバシーを気にしすぎるあまり危険を招いてしまわないように、日ごろからご近所とのコミュニケーションを大事にしましょう。

車上狙いの常とう手段!

 最近特に増えてきた車上狙いの多くは、隣の車が目隠しとなるため内側に止めてある車に目をつけるそうです。また月極駐車場はだれでも侵入できるため、隣接している家は裏手ががら空きということにもなります。生垣やフェンスは通りに面している部分だけでなく、隣接している部分の警戒も怠ってはなりません。


外部の侵入者に無頓着な証拠!

 常に不法投棄のゴミが放置されていたり、ごみ収集日ではないのにごみが出されている状況は、そこを利用している住民の自宅周辺に対する無関心さを表しているそうです。外部から持ち込まれた可能性が高い不法投棄ゴミを気にする人がいないということは、隣接する家で普段聞かない音がしたり、悲鳴が聞こえても知らぬふりをしていることが多いそうです。連続して近くの家が空き巣にあうケースはこんな状況が招いているのかもしれません。

緑ヶ丘町会は合格点!

 近隣同士の協力がなければ街を清潔に保つことはできません。緑ヶ丘町会は町内のコミュニケーションが強く、悪意のある侵入者に自然に警戒心を起こさせる雰囲気があるということでした。ただ、たまにご近所との仲の良さに気を許し、「自転車の施錠を忘れないように」とアドバイスをうけました。診断結果は90点とのこと。これを機会により一層の防犯を心掛けたいものです。